歯の形の不思議

こんにちは、保土ケ谷区新桜ヶ丘エミデンタルクリニックの竹原です。

今回は歯の形についてのトリビアです。

前歯と奥歯は形が違いますよね。
実は歯はその形ごとに違う仕事をしています。

はじめに食べ物をガブリと噛み切るのは前歯

そのため真ん中の4本を切歯と呼びます。
その隣の尖ったのが犬歯。糸切り歯とも呼ばれ、とても太くて鋭くお肉などの硬い物を噛み切るのに使います。


そしてその後ろにある奥歯4~6本が臼歯
前歯で噛みちぎった食べ物をすり潰す臼のような役目をしているので臼歯と呼ばれています。
馬や山羊のように一日中草を食べてる草食動物は、歯が臼の様な形をしており、繊維質の草をすり潰すのにピッタリです。


一方、ライオンや虎のような肉食動物は鋭く尖った歯をしており、すり潰すのは苦手。だから引き裂いた肉を丸呑みしているのです。


人間は雑食で野菜も肉も食べます。そのため肉食動物の尖った前歯と、草食動物の臼のような奥歯がバランスよく並んでいるため、色々な食べ物を臨機応変に対応出来るのです。

食事を美味しく食べるためにも、毎日のはみがきと歯科医院での定期的なメンテナンスを大切にしましょうね。