親しらずについて

皆様、明けましておめでとうございます!!

今年も何卒宜しくお願い致します。

 

さて、今年第1回目のブログ記事は「親しらずについて」です。

 

親知らずとは、一番最後に生えてくる奥歯で「智歯(ちし)」とも呼ばれています。本来よく噛んで食べる時に役に立つはずの存在でしたが、現代人の食事が柔らかくなるにしたがって顎の骨がスリム化してしまい、親しらずの並ぶスペースがなくなってしまったのです。

 

その為大事な永久歯に引っかかって生えたり間違った方向に生えたトラブルの原因になるケースが大変多いのです。

 

勿論、正常に生えて上下きちんと噛み合っている親しらずならば抜く必要は全くありません。(事務長のエミさんも、ずっと生えっぱなしなのを放置です 笑)きちんと歯ブラシしてケアする必要がありますが。

 

親しらずに関するよく起こるトラブルについて以下まとめます。

 

1:親知らずの生え方が原因で隣の歯が虫歯になる。一番奥で歯ブラシが届きにくく不潔になりやすいケースです。

 

2:智歯歯周炎という、親知らずを抜く代表的な炎症です。生える向きによる腫れや痛みが引き起こるケースです。

 

3:歯並びやかみ合わせの更なる悪化です。元々歯並びが悪い状態で、親知らずの生えるスペースが本来ないところに生えてしまい、その親知らずが隣の歯を押し、徐々に前の歯も倒れてしまうなど、更なる歯並びの悪さを引き起こすといったケースです。

 

以上3つの様なトラブルに見舞われた場合、その箇所の親知らずを抜くことをお勧めします。その際、抜歯に関しても他の歯の場合とは異なります。なぜなら、親知らずは生え方が傾いていたり、真横に生えたり、深く骨の中に埋まっていたりするからです。また、親知らずの周囲は特に血流の多い場所でもあり、出血もしやすいです。

 

よって、親知らず抜歯の術後は当日、一日安静に過ごせる様心がけて下さい。

 

当院では事前に相談に乗り、各患者様のコンディションを考慮した日時を設ける様、きちんと話し合っております。

歯周病について

皆様こんにちは、衛生士のまちこです。

 

今回は歯周病についてお話致します。

 

歯磨きをすると、歯肉から血が出たことはありませんか?

 

疲れると歯が浮く感じがしたこと、ありませんか?

 

また、どなたかにお口が臭いと言われたことありませんか?

 

 

働き盛りの40代以上の方のなんと8割程が歯周病にかかっていると言われています。

 

しかも、痛みを伴わずひっそりと進行するので、つい受診が遅れがちになり、歯を失ってしまうリスクを抱える原因となってしまいます。

 

歯周病は細菌による感染症です。

 

歯周病菌はお口の中の常在菌で、歯の磨き残しなどによる細菌の塊(プラーク)が成熟し、その菌がパワーアップして炎症を起こします。すると、歯を支える歯周組織が破壊されて、最終的には歯が抜けてしまうのです。歯周病の治療の基本は原因菌の除去です。

 

軽い歯肉炎ならプラーク除去でOKです。

 

歯石がついてしまうと歯ブラシではもう取れません。スケーラーという機材で除去し、歯面をツルツルに磨きます。

 

しかし、歯周組織が3分の2以上失われていたり、抜ける寸前だったりすると治療が困難になります。

 

歯周病治療の開始は早い程有利です。

 

まず検診から始めては如何でしょうか?

 

当院はクリーニングだけで来院している患者様も多数いらっしゃいますよ^^